謝辞

MuseScoreで五線譜上にロツレチ譜を書き込むShakuhachi and Shinobueプラグインを数年来愛用しています。これを提供された立花宏さんに感謝します。

これだけでもとても実用的ですが、本格的な尺八譜を作れないものかとずっと考えていました。しかし技術的なハードルが高そうで、あきらめかけていたところ、RazvanさんがmusicXMLデータから都山譜を表示するShakuViewerを公開(2014年春頃)されて、これに大いに刺激を受けました(MuseScore2用のプラグインはShakuViewerのものをそっくりまねさせていただきました)。

ShakuViewerを使ってみて作り方のイメージが一気に湧いてきたので、自分で作ってみようと思い、設計と開発を開始して、昨年(2015年)3月にVersion1.0を公開しました。その後時間がなく、大幅な拡張ができませんでしたが、この冬(2015年末から2016年3月)に機能拡張を行い、かなり実用的なレベルに達したと思いますので、Version1.1として公開させていただきました。立花さんのShakuhachi and Shinobueプラグイン、RazvanさんのShakuViewerがなかったら、ShakuScoreの開発はなかったと思います。お二人にこの場をお借りして深謝いたします。

また、MuseScoreの開発コミュニティに感謝します。MuseScoreの機能とユーザインタフェースはすばらしく、MuseScore 2になって一層使いやすいものになりました。規模とレベルは大きく違いますが、ShakuScoreではMuseScoreのような使いやすさを目標に開発しました。

また、ShakuScoreの開発環境として使用したQtはとても素晴らしいです。Qtは日本では知名度が低いようですが、高機能で使いやすく、マルチプラットフォーム対応のアプリを作ることができ、無料ライセンスもありとてもお勧めしたい開発環境です。QtなしではShakuScoreの開発は思うように進まなかっただろうと思います。

2016年4月10日


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